20130604

CHEESE STANDの記録 / 1周年を迎えて

  1周年を迎えて



6月4日、SHIBUYA CHEESE STANDは1周年を迎えました。

もう1年、まだ1年。
何とも言いがたいそんな気持ちです。


オープンまでの記録 / 私の想い
最初のブログです。1年前はこんな気持でした。


何かイベントをとも考えましたが、まだまだひよっこ、いや子牛っこ。
実力をつけて3年目を迎えられたら盛大にイベントを開こうと思います。それまでは突き進みます。


1年前は本当に不安だらけだった。

物件も借りるまでとても難航した。
牛乳だって仕入れる目途がなかった。
融資もすんなり受けられなかった。
予定していたベテランのチーズ職人も来ず、私の力不足でオープン前にやめてしまったスタッフもいた。
牛だって置き場所に困った。

今落ち着いているから言えるけど、ヨメが大病にかかって入院と大手術をした。
店を開くかどうかとても躊躇した。

オープン後は徹夜で働かざるをえない日もあったし、帰れたとしても半分ぐらい到着駅を寝過した。


それでも、本当に皆さまに助けられて何とか1年を迎えることができました。


まったく話はかわってこの間「バンドワゴン」という映画を見ました。
バンドって素晴らしい。

バンドのようにこのプロジェクトには多くの人に力をお借りしました。


オープン前は多くの経営者の先輩方、飲食の先輩方が忙しい中時間を割いて相談にのってくださったり、別の経営者の方を紹介してくださったりもした。今でもアドバイスや愛のある厳しい意見をいただいています。

そして各分野のプロフェッショナルが支えてくれました。

  • とても素敵なHPやブログページをつくってくれたプロフェッショナル
  • 牛をテーマに素敵に世界観をつくってくれたデザインのプロフェッショナル
  • チーズや料理を美しく撮っていただいた写真のプロフェッショナル
  • 少ない予算ながらもとても素敵に仕上げてくれた建築デザインのプロフェッショナル
  • チーズの設備を整えてくれたプロフェッショナル
  • 素敵な居心地がいい場所の一端を担っていただいている選曲のプロフェッショナル
  • チーズを使った前例のないお菓子作りという無理難題をいつも引き受けてくれるパティシエのプロフェッショナル
  • 魂をこめて野菜や牛乳、パンを作ってくださるプロフェッショナル
  • チーズに合ったワインを選んでくれるプロフェッショナル
  • 店の雰囲気を作ってくださった植木のプロフェッショナル
  • 近いうちにプロダクトのプロフェッショナルにも手伝っていただきます。

またスタッフには

  • 遠い異国から来てチーズづくりをしてくれているスタッフ
  • 広報の経験豊富な美人スタッフ
  • 異分野出身ながら大きな夢をもってがんばってくれているスタッフ

がいます。

過去には

  • オンラインショップを立ち上げお店の基盤を作ってくれたスタッフ
  • 有名なレストランで修行して長い期間料理開発など担ってくれたスタッフ

が手伝ってくれました。


会社が進んでいくためにはバンドのように色々な役割をになってくれるプロフェッショナル、スタッフが必要なのだとこの1年を通じて本当に身にしみました。

一人だと自分がボトルネックになるし、出来ることなんて知れている。
そうつくづく感じております。


店作りだけではありません。
もちろんお客様がいたからこそ1周年を迎えることが出来ました。

ご近隣にお住まいや近くにお勤めのお客さまだけでなく、新聞やテレビを見て全国から多くのお客様にご来店いただき応援して頂ました。
新聞やテレビ、雑誌、ラジオ、ネット媒体などで取材していただいたメディアの方々、ライターの方々にも感謝申し上げます。

また百貨店や小売店などのお取り引き先さま、レストランやバーなど多くの飲食店の皆さまにチーズを素材として使っていただいたり、紹介をしてもらったりして頂き成長することが出来ました。


個人的に嬉しかったことは店舗という「場」をもつことで友人が何度もこの場をつかってくれたり、地元の友達や中学、高校、大学の友人が来てくれたり、牛乳関係者、チーズ関係者の方が応援してくださったり、新しい出会いがあったりと、本当に嬉しいことだらけでした。同年代の友も新たに出来ました。


そして最後に。
チーズづくりは面白い。奥深い。
そのまま商品として食べていただける楽しみもあるし、素材として皆さまに新たに命を吹き込んでいただける。

2年目以降も美味しく楽しい商品、店作りをしていきます。

スタッフ、お取引様、全てのお客さまへ感謝をこめて。


2013年6月4日
代表 藤川シンジ